ホンダのF1ディレクター田辺氏は、「私たちがやりたかったのは、よりコンパクトにすることと、燃焼を改善することでした」と語っています。
https://the-race.com/formula-1/how-honda-made-its-2021-f1-engine-smaller-than-size-zero/?utm_source=reddit&utm_medium=website&utm_campaign=SocialSnap
「燃焼性を高めるためには、シリンダーヘッドの設計を変える必要があります。これにより、シリンダーヘッドの面積を低く、小さくすることができました。」
「今年のエンジンは “サイズゼロ “よりも小さいというのが、さくらでの感触です。」
「2つのコンセプトを比較するのは少し難しいですね。しかし、エンジン自体は以前よりも小さくなっているように感じます」
面白い話だが…しかしだ
個人には、「エンジンが小さくなったと感じる」というセリフが好きじゃない。
これは感情と関係ない部分だ。小さくなったか、なっていないか。測定して比較すればすぐ分かることじゃないか。
親愛なるホンダ。しっかり計測して答えを教えて下さい。
↑サイズゼロは、数値じゃなく指針となる哲学だった。
基準になるのは、マクラーレンがつくったエンジンカバーのサイズだ。
レッドブルはマクラーレンとまったく違うエアロの基準を持っている。
だからホンダもそれに合わせて、全く違うPU・レイアウトのエンジンを採用している。
概念が直接できないから、田辺さんは「感じる」という表現を使っているし、
シーズンもまだ始まっていないから「感じる」と言う。
↑F1チームの秘密主義を知っていれば、すべてを話すわけがないということぐらい分かるだろう。
↑自分が知る限り、サイズゼロの基準や測定値は公開されていないため、その大小に大した意味はない。
↑いやいや、肝はそこにない。
絶対的な声明をだせば、競合他社は独自の解決策を模索することができる。
F1のあちらこちらで心理戦が繰り広げられている。
正直なことが有利になることはない。特にPUはね。
そもそも大きさの定義は様々だ。
体積・長さ・幅・亜高さ・その他形状や表面積等…
とある部分は大きくなって、とある部分は小さくなっていた場合、正確に定義するのは難しいだろう。
誰かが技術的なことを「単純な問題だ」と言う時、たいていその人はエンジニアリングが得意じゃない…いつもそうだ。
そもそも田辺氏は、マクラーレン時代にF1エンジンへ携わっていなかった。だからそう答えたのかもしれない。
耳を澄ませてみて…ロン・デニスがプルプル震えてるのが聞こえるよ
ホンダはサイズゼロで2年を無駄にした。
彼等は、メルセデスのコンセプトをコピーするところから始めるべきだった。
↑まあマクラーレンが非難できることじゃないだろうが、エンジンそのものの責任はホンダにある。
これはレッドブルの哲学にすごく合っている気がする。
レッドブルが優勝した際、決してルノーエンジンが最強ではなかった。ニューウェイがエンジンを超えるような速い車を設計しただけだ。
小さく、そしてパワーに優れたエンジンをホンダが用意して、ニューウェイが重量配分やエアロデザインを理想通りに行えたなら、レッドブルの強みを完全に発揮することができる。
今シーズン、ホンダを積んだレッドブルの優勝を願っているよ!
↑そうなったら真にドラマだね。
個人的には、ホンダとして離れた後もずっとレッドブルを支援してほしい。
参照:https://www.reddit.com/r/formula1/comments/m8jj7j/how_honda_made_its_2021_f1_engine_smaller_than/